ヒトラー暗殺未遂事件⑦ ~ヒトラーによる報復~


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暗殺とクーデターの失敗の後、ヒトラーによる残酷な報復が始まった。
残酷な処罰が数ヶ月続いた。容疑者は逮捕され、拷問にかけられた。
多くのものは想像を絶する勇敢さで口を割らなかったが、関与者の名前を明かすものもいた。
いかなる者といえどもこの激しい追求を逃れることは出来なかった。
また、陰謀に加担した軍人を民族裁判所に引き出すためには、
国防軍から追放する必要があるため、「名誉軍法会議」が設置された。
ただしこの法廷の判士になった軍人たちは困惑の体であった。
判士長のルントシュテット元帥のヒトラーに対する嘲りは有名で、しかも彼は西方軍総司令官の地位を無能と宣告されてクルーゲ元帥と交代させられていたのである。

1944年7月20日の事件の主謀者と、その長期に渡る余波で殺された関係者は以下のとおり。
シュタウフェンベルク、ベック、オルプリヒト、クヴィルンハイム、ヘフテンはすでに死亡している。
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                       ヴィッツレーベン元帥
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                    ハーゼ大将 (ベルリン地区司令官)
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                   男爵チュンゲン大将 (第三軍管区司令官代理)                 
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                        フェルギーベル大将
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                    シュティーフ少将 (参謀本部編成課長)
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                        ハンス・オスター大佐
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                    リンストウ大佐 (フランス軍政部参謀長)
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                      ヴィルヘルム・カナリス提督
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                       ハッセル (元駐伊大使)
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                      ヴォルフ・ヘルドルフ伯爵
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                     アルトゥール・ネーベ (刑事警察局長)
他に、シュトゥルプナーゲル大将、ティーレ中将、ラーベナ砲兵大将、帝国伯シュポネック中将
ハイスターマン・フォン・ツィーベルク中将、ヘルフルト中将、アレクシス・フォン・レンネ中佐
エーベハルト・フィンクー大佐、ヘルムート・フォン・モルトケ伯爵
フロム上級大将は即席裁判でわが身を守ることは出来なかった。
ユリウス・レーバー博士、アダム・フォン・トロット・ツーゾルフ、カール・ゲルゲラー博士、
アルフレート・デルプ神父、ハンス・フォン・ドーナニー、ディートリヒ・ボンヘーファーなどである。

自殺した人々は、クルーゲ元帥、ロンメル元帥、ヴァグナー大将(陸軍兵站総監)、
トレシュコウ少将、リンデマン砲兵大将などである。

そのほか、被逮捕者としては、ハルダー上級大将、シュパイデル中将、シャール大将、
ゲスラー元国軍大臣、エーゼベック大将とその参謀長コードレ大佐などである。

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by suzakugawara | 2005-08-28 17:44 | 出来事
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